特定行為研修について

特定行為アカデミー校長  ご挨拶

 京都田辺中央病院では、2020年2月に厚生労働大臣から「特定行為に係る看護師の研修制度(特定行為研修)」の研修指定機関として指定を受け、2020年4月に「京都田辺中央病院特定行為看護師養成アカデミー」として開校しました。
当アカデミーは地域包括ケアシステムの構築や在宅医療を支えていくための人材育成を担う教育期間を目指しています。24時間常に患者のそばにいる看護師には、チーム医療のキーパーソンとしての役割が期待されます。当院ではチーム医療を担う看護師の役割拡大に向けた教育を安全かつ確実に進めていくことで、社会に貢献したいと考えております。
 当院で開講する特定行為研修が、看護師の皆さまの新たなキャリアの一つとなり、専門職業人としての成長の機会として有効に活用していただけましたら幸いです。そして、研修を修了しました暁には、より一層ご活躍いただけますことを祈念申し上げます。

アカデミー校長 古川啓三

アカデミー校長
古川啓三

特定行為とは

特定行為とは、本来医師が行う医療行為をあらかじめ作成した「手順書」に沿って、患者の症状にあわせて看護師の独自判断により行う「診療の補助」を言います。
現在、認められている38の特定行為(特定行為とはmhlw.go.jp)には、集中治療から一般・療養病棟、在宅診療等のベッドサイドで行ってきた日常看護の「診療の補助」が多く含まれています。この制度の導入により、これまでのように医師から直接の指示を待つ必要がないため、スピーディーな看護ケアにより病状の悪化を未然に防ぎ、看護の質が向上することが期待されます。

特定行為研修制度

 現在認められている特定行為を実施するためには、看護師の実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が必要とされ、そのために研修が義務付けられています。
 特定行為研修では、すべての特定行為区分に共通する「共通科目(250時間)」と各特定行為に必要とされる能力を身につけるための「区分別科目(38行為)」に分かれ、講義・演習・実習・試験によって分かれます。共通科目はe-ラーニングを主体とします。また、区分別科目は希望する特定行為毎に実際の症例を担当して研究を行いますが、前段階での共通科目の履修修了が条件となります。これらの研修を実施した後、単位毎に修了評価を受けて10-12か月間で希望する特定行為研修が修了することになります。

特定行為研修修了者

研修を修了した看護師は厚生労働省の看護師籍に登録され、医師の指示の下で、特殊かつ高度な特定行為の実践・提供ができます。

特定行為看護師の仕事の流れ

 上記研修を修了することで、通常の医師に判断や指示を仰いでいたのが、医師の作成する手順書に従い、看護師の自己判断で診療補助が行えるようになります。

 例えば、下図に示しますように、高度の脱水があると判断した場合には輸液による補正をするなどです。

(厚生労働省 特定行為に係る看護師の研修制度について引用)

募集要項

2021年度の募集は終了しております。

現在掲載している募集要項は2021年度版となります。
2022年度の受講生募集については詳細が決まり次第ホームページに掲載します。

よくある質問 Q&A

Q:認定看護師あるいは専門看護師でなくても受講はできますか?

A:はい。受講していただけます。

Q:勤務しながらの研修は可能ですか?

A:アカデミーではすべての研修生が、勤務しながら研修を受けています。e-ラーニングは自宅でも受講可能で、週に1回程度の対面授業があります。区分別の研修は自院での症例研修と対面授業がありますが、勤務継続して実行可能です。

Q:症例研修は大変ではないですか?

A:講師の先生を含め、院内のスタッフが研修に協力的で、実習の症例数も取ることができ、講義だけでは学べない多くのことを経験できます。

Q:特定行為修了後の活動で不安はないですか?

A:当院では特定行為研修修了後、臨床研修期間を設けています。研修中は医師(指導医)の具体的指示のもとで特定行為を実施しているため、不安なく準備や学習を行えます。