透析医療センター
透析医療センター長 泌尿器科 畑 佳伸
平成17年11月に、京都田辺中央病院の通院透析部門の発展的解消に伴って開設されました。
当センターは、外来通院および回復期リハビリテーション病棟に入院されている血液透析患者様を対象としております。
慢性腎不全に対する透析療法は、週3回、1回4~5時間の血液透析を、規則正しくずっと続ける治療です。そのため、透析日は寝る時間以外の半分近くは、透析施設で過ごさないといけません。そこで、透析患者様がストレスなく通院できるよう、患者様本位の施設を目指して新築されました。その特徴を、挙げますと、
(1)ゆったりとしたスペース
センターは、2階建てです。1階は、患者様の待合室・更衣室・食堂となっています。サロン風待合室には、ゆっくりくつろいでいただけるように畳のスペースも設けています。更衣室の一部は、車イスに対応しています。2階は、透析室です。ベッド間隔は、患者様のプライバシーの保護と緊急時の速やかな対応を考慮して、ほぼ100cmです。1~2階を連絡するエレベーターは、ストレッチャーでも、そのまま移動できます。
(2) 透析関連機器
透析用監視装置は、すべて自動血圧計連動機種です。一部の監視装置は、血液濾過対応です。透析通信システムによって、監視装置と体重計はネットワークで接続されています。
(3) 快適なベッド周り
ベッドは、全体の高さも背上げも脚上げも、リモコンで調節可能です。照明は、間接光併用で、目に優しくリラックスできる明るさです。空調は、風が患者様に直接当たらないように、吹き出し口を配慮しています。液晶テレビは、1床に1台備えつけてあります。
治療の基本理念は、「患者様との人間関係の確立を基礎とし、患者様の好ましい生き方を尊重し、安全な無理のない血液透析を行うこと」となっております。
透析に伴うさまざまな合併症には、各科専門医のそろった京都田辺中央病院と連携していますので、ご安心いただけます。
どうぞ、お気軽にお問い合わせ下さい。
【治療時間】
- 月・水・金曜は、午前および午後の2回、火・木・土曜は、午前の1回のみです。
- 午前は、8時40分からの開始、午後は、13時30分からの開始となっています。
- ご希望される方には、送迎サービスを行っています。